まずは独学、3級からかな。
取れるのかな？
3級自動車整備士試験は独学で合格することも可能です。ただし、実技試験は実務経験が必要となるか、免除を受ける必要があります。そのため、独学の場合は学科試験に重点を置いて勉強することになることでしょう。
整備に関する基礎知識を教科書や教材で学び、
基礎が固まったら、過去問を解いて、間違えた問題や苦手な分野を特定し、教科書で繰り返し復習することで学習効率を高めることができます。
3級自動車整備士には
「3級自動車ガソリン・エンジン整備士」、
「3級自動車ディーゼル・エンジン整備士」、
「3級自動車シャシ整備士」
の3種類があります。
受験者が多いのは「3級自動車ガソリン・エンジン整備士」で、合格率は毎年50～60％程度と、国家資格としては高い水準です。 合格率は例年6～7割程度とされており、学科試験対策は特に重要です。
実務経験がない場合でも、
整備士の専門学校を卒業することで、
3級と2級の試験受験資格を得られます。
専門学校は、4年制、2年制、夜間、通信など様々な形態があるので、自分のライフスタイルに合わせて選択できます。専門学校を卒業すると、実技試験が免除されるというメリットもあります。
働きながら資格取得を目指す場合
実務経験が必要となります。無資格でも就ける整備工場の求人に応募し、実務経験を積むことから始めましょう。
実務経験として認められる仕事には、タイヤやエンジンオイル交換、整備士のサポート、清掃、板金塗装などがあります。 また、学歴によっては実務経験期間の短縮が認められる場合があります。工業系の高校や大学卒業者で、該当する学科の場合は、実務経験期間が0ヶ月～半年短縮される可能性があります。詳細は管轄の運輸支局や自動車整備振興会に問い合わせる必要があります。
勉強学科
勉強方法は、大きく分けて「教科書」と「過去問」の
活用が中心
整備の経験がなく、基礎知識が不足している場合
まず教科書をメインに学習することが推奨されます。
教科書は自動車整備振興会などで入手可能です。
教科書で基礎知識を身につけた後、
過去問を解いて弱点分野を特定し、重点的に復習することで学習効率を高めましょう。
学科試験はマークシート方式で、
30問が出題され、試験時間は60分です。
21点以上で合格となります。
出題範囲は、自動車の構造・機能・取扱い、点検・修理・調整、整備用試験機・計量器・工具の構造・機能・取扱い、燃料油脂や材料の性質・用法、保安基準や整備に関する法規などです。
おすすめ教科書
自動車整備士3級の勉強に役立つ教科書は、いくつか種類があり、それぞれに特徴があります。 どの教科書が「おすすめ」かは、学習スタイルや現在の知識レベルによって異なりますが、いくつかの選択肢とそれらの特徴を以下に示します。
日本自動車整備振興会連合会（JASPA）発行の教科書: JASPAは整備士試験の主催団体であり、公式な教科書を発行しています。内容が試験範囲に沿っており、信頼性の高い情報源と言えるでしょう。ただし、書店での販売は必ずしも行われていない可能性があり、入手方法を確認する必要があります。
公論出版の参考書・問題集: 公論出版は、自動車整備士試験向けの参考書や問題集を多数出版しており、特に1級小型自動車整備士の過去問題集は解説が分かりやすいと評価されています。2級、3級についても、過去問題集や練習問題集が充実しており、試験対策に役立つでしょう。ただし、一般書店での販売はされていない可能性があり、購入方法に注意が必要です。
販売されている参考書
「自動車整備が一番わかる（しくみ図解）」、「ダイナミック図解 自動車のしくみパーフェクト事典」、「カラー徹底図解 クルマのメカニズム大全」など、図解を多用した分かりやすい教科書が多数販売されています。また、「自動車整備実技教科書（厚生労働省認定教材）」のような、実技に特化した教科書もあります。 これらの書籍は、レビューや評価を確認して、自分に合ったものを選ぶことが重要です。 さらに、過去問集も多数販売されており、試験対策に役立ちます。
専門学校教材
専門学校では、自動車整備に関する基礎から専門知識までを体系的に学ぶことができます。教科書だけでなく、実践的な実習を通して、より深い理解を深めることが可能です。実技試験免除のメリットもあります。
整備マニュアル: 実際に整備を行う際に役立つのが、各車種の整備マニュアルです。 YouTubeなどでは、整備士が整備マニュアルを使わずに整備を行う動画も存在しますが、これは実務経験に基づいた判断であり、初心者には推奨されません。 整備マニュアルは、正確な手順と必要な情報を提供し、安全な整備に不可欠です。
