「サイドブレーキをいっぱい引いているのに車が動いてしまう…」
FD3Sオーナーなら、一度は経験したことがある悩みではないでしょうか。
私自身も最初は
「ワイヤーが伸びただけかな?」
と思っていました。
しかし実際にはFD3S特有のリアブレーキ構造が原因で、単純な調整だけでは改善しないケースが非常に多いです。
この記事ではFD3S歴の経験をもとに、
- なぜ効かなくなるのか
- 調整方法
- 本当に直す方法
まで詳しく解説します。
FD3Sのサイドブレーキは普通の車と構造が違う
多くの車はリアがドラムブレーキになっており、
サイドブレーキ専用のブレーキシューがあります。
しかしFD3Sは違います。
リアは
ディスクブレーキのみ
になります。
つまり、
リアキャリパーの中にある機械式機構でブレーキを掛けています。
この構造のため、
調整だけでは効きが戻らないことがあります。
サイドブレーキが効かない主な原因
ワイヤーの伸び
年数が経つとワイヤーが伸びます。
この場合は調整で改善する場合があります。
症状
- 引き代が大きい
- クリック数が増える
キャリパー内部の固着
FD3Sではこれが一番多いです。
リアキャリパー内部のネジ機構が固着すると、
レバーを引いても十分にピストンが押し出されません。
結果として
サイドブレーキがほとんど効かなくなります。
ピストンの戻り不良
ブレーキフルード交換不足や
長年の使用によって
内部が錆びることがあります。
この場合も調整では改善しません。
ブレーキパッド摩耗
パッドが極端に減ると、
サイドブレーキの効きも低下します。
残量チェックは定期的に行いましょう。
調整方法
FD3Sにはサイドブレーキワイヤー調整があります。
基本的には
- センターコンソールを外す
- ワイヤーナットを調整
- 引き代を確認
という流れになります。
ただし、
強く締めすぎると
常にリアブレーキが当たる状態になるので注意しましょう。
調整しても直らない理由
ここが一番重要です。
ワイヤー調整は
引き代を変えるだけ
です。
キャリパー内部が固着していたら
どれだけ調整しても効きません。
実際、
「目いっぱい締めたのに坂道で下がる」
というFD3Sは珍しくありません。
シルビアとの違い
よく比較されるのがシルビアです。
シルビアはリアに
ドラムインディスク構造を採用しているモデルが多く、
サイドブレーキ専用シューがあります。
そのため
ロック性能が非常に高く、
ドリフトでも使いやすい構造です。
一方FD3Sは
キャリパー式。
そのため
新品状態でもシルビアほど強くロックするわけではありません。
これは構造上の違いです。
修理するなら何を交換する?
おすすめ順です。
① ワイヤー調整
↓
② キャリパーOH
↓
③ ピストン交換
↓
④ シールキット交換
↓
⑤ ワイヤー交換
これでほとんど改善します。
日頃からできる予防方法
・月に数回はサイドブレーキを使用する
・ブレーキフルード交換
・リアキャリパー点検
・車検時に清掃
・長期放置しない
これだけでも固着防止になります。
まとめ
FD3Sのサイドブレーキは、
一般的な車とは構造が違います。
そのため、
調整だけでは改善しないケースが非常に多いです。
もし、
- 引いても止まらない
- 坂道で下がる
- 調整しても変わらない
この症状があるなら、
リアキャリパー内部の点検をおすすめします。
大切な愛車を安全に乗り続けるためにも、
早めの点検・オーバーホールを検討しましょう。
この記事のポイント
✅ FD3Sはリアディスク式でドラムではない
✅ ワイヤー調整だけでは直らないことが多い
✅ 一番多い原因はキャリパー内部の固着
✅ オーバーホールで改善するケースが多い
