FD3Sや旧車オーナーにとって、台風は単なる悪天候ではありません。
何年もかけて仕上げた愛車が、たった一晩で傷付くこともあります。
飛来物によるボディ損傷。
高潮や豪雨による浸水。
潮風によるサビ。
ガレージの倒壊や屋根破損。
特に生産終了から20年以上経つFD3Sは、純正部品の供給も限られており、一度壊れると修復が困難なケースもあります。
この記事では、FD3Sオーナーや旧車オーナーが実践したい台風対策を「台風前・台風中・台風後」に分けて解説します。
なぜFD3Sや旧車は台風に弱いのか?
現代車と比べて旧車は以下のリスクがあります。
ゴム部品の劣化
ドアモール
ウェザーストリップ
ハッチ周辺シール
これらが劣化すると雨水が侵入しやすくなります。
サビが進行しやすい
FD3Sは比較的軽量ボディです。
そのため長年使用された個体は、
- フロア
- フェンダー内部
- ハッチ周辺
- サイドシル
にサビが発生していることも珍しくありません。
潮風を含んだ雨はサビを一気に進行させます。
部品価格が高騰している
近年はFD3S人気の高まりにより、
- 純正バンパー
- 純正ミラー
- ライト類
などが高額化しています。
飛来物で破損すると修理費が数十万円になることもあります。
台風接近前にやるべきこと
車両の避難場所を確保する
最も効果が高い対策です。
できれば
- シャッター付きガレージ
- 立体駐車場
- 屋内駐車場
へ避難させましょう。
自宅ガレージより安全なケースもあります。
ガソリンは満タンにする
災害時は給油所が営業停止になることがあります。
また避難移動が必要になる可能性もあります。
台風接近前に満タンにしておくのがおすすめです。
ワイパーを立てない
昔からの習慣でワイパーを立てる人もいます。
しかし強風時は逆効果です。
風で煽られてガラスやボンネットを傷付ける可能性があります。
そのまま寝かせておきましょう。
ボディカバーは基本NG
意外かもしれません。
台風時はボディカバーが風を受けて暴れます。
結果として、
- ボディ傷
- カバー破損
- 固定紐切断
につながります。
屋外保管なら無理に装着しない方が安全です。
周辺の飛来物を撤去する
ガレージ周辺の
- 植木鉢
- 工具
- 脚立
- ゴミ箱
- 看板
は必ず片付けましょう。
自分の物だけでなく近隣から飛んでくるケースもあります。
台風接近中にやってはいけないこと
愛車の様子を見に行く
非常に危険です。
実際に毎年、
- 飛来物事故
- 転倒事故
- 落下物事故
が発生しています。
車は後で直せても命は戻りません。
安全を最優先にしてください。

浸水路を走行する
FD3Sは吸気位置が比較的低く、水深によってはエンジン損傷の危険があります。
ロータリーエンジンに限らず、水を吸えば重大故障になります。
冠水道路は絶対に走行しないようにしましょう。
台風通過後に必ずやるべきチェック
車内の湿気確認
まずドアを開けて確認します。
- カーペット
- トランク
- スペアタイヤ収納部
が濡れていないか確認しましょう。
少量の浸水でも放置するとカビやサビの原因になります。
下回り洗浄
海沿い地域では特に重要です。
宮崎県のような沿岸部では潮風被害が発生しやすくなります。
高圧洗浄機などで
- フロア
- サスペンション
- デフ周辺
- ブレーキ周辺
を洗浄しましょう。
ブレーキ確認
冠水や豪雨後はブレーキ性能が低下することがあります。
低速で試運転し、
- 異音
- 制動力低下
- ジャダー
がないか確認してください。
エンジンルーム点検
チェック項目
- エアクリーナー
- ベルト類
- 配線
- ヒューズボックス
浸水や異常がないか確認します。
FD3Sオーナーが準備しておきたい防災グッズ
常備推奨アイテム
モバイルバッテリー
バッテリー上がり対策。
ジャンプスターター
旧車オーナーには必須レベル。
防水シート
ガレージ雨漏り対策。
LEDライト
夜間点検用。
エアゲージ
避難走行前の空気圧確認用。
まとめ
FD3Sや旧車は、現代車以上に台風の影響を受けます。
しかし事前準備をしておくだけで被害は大きく減らせます。
大切なのは、
✅ 飛来物を近付けない
✅ 浸水リスクのある場所に置かない
✅ 通過後すぐ洗車する
✅ 下回りを洗浄する
この4つです。
愛車は代わりが効きません。
今年の台風シーズンも、しっかり準備してFD3Sと安全に乗り切りましょう。

