クラッチの「シャラシャラ音」についてのお話し
最近、シャラシャラ音がするクラッチが欲しいな
「シャラシャラ音が鳴るクラッチはどれ?」
と、ネットやSNSなどで探してます。
FD3Sシングルプレートクラッチすると、ORCオグラクラッチが、シャラシャラなるみたい。
そこで、調べてみると、
ORCラインナップの中でシャラシャラ音が鳴る
クラッチは、
「METAL clutch」
「PRO CARBON clutch」
「SE clutch」
「Racing concept」
みたいです。
※「Light clutch」は純正クラッチと同じストラップドライブ式を採用しているためシャラシャラ音は鳴らないみたいです。
音の仕組み
このシャラシャラ音は、ラグドライブ式のクラッチで発生する特有の音。
ラグドライブ式のクラッチは、クラッチを切った際にフリーとなる内部のプレートがフライホイールのシャフトとぶつかり合うことで独特のシャラシャラ音が発生。
そのため、シングル・ツイン・トリプルとプレートの枚数が増えるほど派手な音になる傾向があみたいです。
ORCではクラッチの強度(剛性)アップや、構造の簡素化によるメカニカルトラブルの抑制を目的にラグドライブ式を採用しており、シャラシャラ音の発生は副次的なものです。
「音」だけでなく、クラッチのフィーリングや性能などを総合的に判断して頂いて、是非ご自身の好みに合ったクラッチを選らんで頂けると嬉しいです。
クラッチ変えるとどんな感じ
長時間の勾配渋滞で足がつった事ありました。極端に変わらないとの事で装着致しました。
やはりノーマルと比べればツインでもクラッチペダルは多少重くなると思います。
昨今の車種ならツインでもそんなに重くないとのことですが、やはりノーマルと比べれば踏力は必要かと思います。しかしタービン交換等でエンジンパワーを極端に上げるとノーマルクラッチでは直ぐに滑ってしまうので必要不可欠のパーツなのでクラッチやミッションブロー等の予防の為、ツインプレート等は必要ですから。但し半クラの領域が減るので全開走行時などは特にきっちりと回転数をギアごとに合わせリズミカルにしっかりクラッチ操作を行うのがコツです。
クラッチの違い
シングル<ツイン<トリプルの順で許容量限界が大きくなります。
また、許容量を大きくすると、クラッチカバーのバネが重くなるのでクラッチレバーは重くなります。
その代わり、ツイン・トリプルと枚数を増やすと、バネを重くする必要がないのでレバーは軽くなります。
300ps対応のシングルとツインではツインのほうが段違いにレバーが軽いです。
下手すると純正より軽いです
ただし、部品数が増えるので、当然部品重量は増えます。
軽量化も考えるなら無視できません。
単純にトリプルが優秀、ではないです。
以下簡単にメリットデメリットを記述します。
シングルプレート
メリット
・部品数が少ないため部品重量が軽い。
・値段も安め。
・純正のクラッチカバーに対応しているものもある。
・1枚あたりが分厚いので歪みに対する耐性が高い。
デメリット
・総じてクラッチレバーが重くなる。
・馬力許容量が少ない。
・ターボエンジンのチューンドカーに使うと、許容量が耐え切れず、すぐ滑る。
ツインプレート
メリット
・シングルに比べ馬力許容量が大きい。
・450psくらいなら充分持つ。
・シングルに比べ同馬力許容量でのレバーの重さが軽い。
デメリット
・部品数が多くなるので重い。
・クラッチプレートを新品交換する際、2枚あるので単純にシングルの2倍の費用がかかる。
・一部のモデルで不具合が起こりやすい。
トリプルプレート
・チューンドターボ車はこれ。
・メリットデメリット以前に必要な馬力許容量の問題でトリプルを選ばざるを得ないことが多い。
・それ以外(馬力が低い状態)でコレをつけるメリットはない。値段も高いし、重量も重い。
・構造が複雑になるので熱がこもりやすい。もちろん不具合も発生しやすい。