ロータリーエンジン搭載車(RX-7、RX-8、コスモなど)は、その独特なエンジン構造と高回転サウンド、軽快なフィーリングで今も多くのファンを魅了しています。しかし、一般的なレシプロエンジン車と比べて維持や管理にコツが必要なのも事実です。
この記事では、ロータリーエンジン車を長く楽しむために必要なこと、年間維持費の目安、
気をつけるべきポイント、そしてオーナーとして重要だと思う
ロータリーエンジンとは?基本構造を簡単に解説
ロータリーエンジン(RE)は、三角形のローターがハウジング内を回転することで燃焼・排気を行う、
マツダ独自のエンジン方式です。
特徴
• 高回転までスムーズに回る
• コンパクトで軽量
• 独特のエンジンサウンド
デメリット
• 燃費が悪い傾向
• オイル消費が多い
• メンテナンスに専門知識が必要
これらを理解した上で付き合うことが、長く乗るための第一歩
ロータリーエンジン車を維持するために必要なこと
1. 定期的なエンジンオイル管理
ロータリーエンジンは構造上、オイルを燃焼室に噴射して潤滑する仕組みになっています。そのため、オイルの減りが早いのが特徴です。
• 1,000km〜2,000kmごとにオイル量チェック
• 半年または3,000〜5,000kmごとにオイル交換
• 推奨される鉱物油またはロータリー対応オイルを使用
2. プラグ・イグニッション系の点検
ロータリーエンジンは1ローターにつき2本のスパークプラグを使用します。
2ローターなので、2本入ります。
• 始動性が悪くなったら要点検
• 10,000〜20,000kmごとの交換が目安
3. 冷却系のメンテナンス
オーバーヒートはロータリーエンジンの大敵です。
• 冷却水の定期交換
• ラジエーター・ホースの劣化チェック
• 電動ファンの作動確認
ロータリーエンジン搭載車の年間維持費の目安
年間維持費の内訳
項目 年間費用目安
自動車税 約39,500円〜
車検(2年分を年割) 約50,000円〜100,000円
任意保険 約20,000円〜120,000円
エンジンオイル代 約10,000円〜30,000円
ガソリン代 約120,000円〜200,000円
消耗品・修理費 約30,000円〜100,000円
年間合計目安
約30万円〜60万円前後
※走行距離や車両状態、チューニング内容によって大きく変動します。
気をつけること|トラブルを防ぐポイント
エンジンのかけ方
• 冷間時はすぐに高回転まで回さない
• 始動後は1〜2分アイドリング
乗り方のコツ
• 定期的に高回転まで回す(カーボン除去)
• ちょい乗りばかりを避ける
バッテリー管理
始動に電力を使うため、バッテリーが弱るとエンジンがかからなくなることがあります。
オーナーとして重要だと思うこと
1. 知識を持つこと
ロータリーエンジンは「知らずに乗る」とトラブルの原因になります。構造や弱点を理解することで、余計な修理費を防げます。
2. 信頼できるショップを見つける
RE専門、または実績のある整備工場を確保することは非常に重要です。
3. 愛情と余裕を持つ
ロータリーエンジン車は手間がかかる分、楽しさも大きいクルマです。維持費も含めて“趣味のクルマ”として向き合う気持ちが大切です。
よくある質問(FAQ)
Q. ロータリーエンジンは本当に壊れやすい?
A. 正しいメンテナンスを行えば、10万km以上問題なく走る個体も多数あります。管理次第です。
Q. 初心者でも維持できる?
A. 可能ですが、信頼できるショップと基本知識は必須です。
まとめ|ロータリーエンジン車は「理解と愛情」が最大の維持費
ロータリーエンジン搭載車の維持には、
• 定期的なオイル管理
• 冷却・点火系の点検
• 正しい乗り方
これらが欠かせません。
年間維持費は決して安くありませんが、それ以上の価値と楽しさを与えてくれる唯一無二の存在です。
これからロータリーオーナーになる方も、すでに乗っている方も、ぜひこの情報を参考に“最高のREライフ”を楽しんでください。

